抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
中国西南部の山岳地域に居住する少数民族のとん(トン)族の集落には,「風雨橋」と称される立派な屋根をもつ橋が数多く架けられている。これらの橋は,集落への通路,玄関口としての役割はもちろんのこと,芸術的価値を持ち,集落のシンボルともなり,民族の誇りにもなっている。また,橋は人々の信仰の場ともなっており,その建設に参加することが,現世および,来世の利益の恩恵を授かるものとされており,村人はこぞって参加する。そのような風雨橋の調査を行って,その構造的特徴を明らかにするとともにその意義,効用について考察した。多くの課題を残してはいるが,その解明の方向性は示すことができたと考えている。(著者抄録)