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J-GLOBAL ID：201002295344015255   整理番号：10A1124321

画像確率モデルに基づく焦点ずれ劣化JPEG画像の鮮明化

Restoring Out-of-Focus JPEG Image Based on Stochastic Image Model

著者 (4件)： 門野浩二 (滋賀県警 科学捜査研) ,  門野浩二 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  藤田和弘 (龍谷大 理工) ,  中森伸行 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科)
資料名： 映像情報メディア学会誌  (映像情報メディア)
巻： 64  号： 11  ページ： 1663-1670  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： F0330A  ISSN： 1342-6907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ディジタルカメラなどで撮影した場合に生じる焦点ずれ劣化JPEG画像を鮮明化する手法を提案した。この手法は,焦点ずれ劣化JPEG画像の観測過程を,焦点ずれ劣化という空間的劣化と,ブロック余弦変換変換領域における量子化雑音の付加とによってモデル化し,鮮明化画像の基準を考察し,それに共役勾配法を適用する反復処理を行う。計算機シミュレーションを行い,JPEGの符号化/復号化を考慮しない従来手法を焦点ずれ劣化画像に適用すると雑音増幅誤差が大きいが,提案手法を雑音増幅誤差を抑制した鮮明な画像を与えることを確認した。

シソーラス用語： 確率モデル ,  *画像ぼけ ,  JPEG ,  画像圧縮 ,  余弦変換 ,  量子化雑音 ,  モデリング ,  共役勾配法 ,  計算機シミュレーション ,  *画像復元 ,  *雑音低減 ,  反復アルゴリズム ,  数学モデル ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： 画質劣化 ,  鮮明度

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (8件)：

• 1) Y.Y.Nikolas, P.Galatsanos, A.K.Katsaggelos: “Projection-Based Spatially Adaptive Reconstruction of Block-Transform Compressed Images” , IEEE Trans. on Image Processing, 4, 7, pp.896-908 (July 1995)
• 2) T.Ozcelik, J.C.Brailean, A.K.Katsaggelos: “Image and Video Compression Algorithms Based on Recovery Techniques Using Mean Field Annealing” , Proceedings of the IEEE, 83, 2, pp.304-316 (February 1995)
• 3) 藤田和弘, 貴田明宏,稲垣昭生: “劣化画像復元法を用いたJPEG画像の鮮明化” , 日本法科学技術学誌,11,1,p.29-40(2006)
• 4) 藤田和弘, 岩田収, 山本直子, 吉田靖夫: “エッジ適応型反復法による劣化画像の復元” , 映情学誌,51,6,p.910-916(1997)
• 5) A.Katsaggelos, N.Galatsanos: “Signal Recovery Techniques for Image and Video Compression and Transmission” , Kluwer Academic Publishers (1998)

タイトルに関連する用語 (3件)： 確率モデル ,  焦点ずれ ,  JPEG