抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バイオ燃料をとりまく状況のもとで,本稿は日本燃焼学会に設置された,調査研究委員会の活動成果を本誌に4回連載の解説としてまとめたものであり,本稿はその最終回で,バイオ燃料の高度利用技術について報告した。内容は調査研究委員会の報告書と議論を基礎にするが,報告書に未掲載の技術動向や著者らの経験も含めた解説とした。バイオ燃料の高度利用技術について,研究の進展によって燃料の有効利用と環境特性が飛躍的に改善されることが期待できる技術の概要を2章にまとめ,第3章では火花点火エンジンにおけるエタノール燃料ケミカルターボエンジンについて,第4章ではディーゼル機関においてオゾン処理したBDFを燃料とした場合,および吸気にオゾンを混入させた場合に注目した。これらについて研究動向や具体的実験結果および理論的な背景を含めて詳細に議論した。その結論は3,4章のまとめに記述してある。バイオ燃料は「代替燃料=石油の代わりに使える」との立場から,「高度利用」の方向に合致するものと考えられる。