抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鋼材製品の非破壊検査を行う方法に磁粉探傷試験法があり,これを生産ライン上で実施する方法として,軸通電法,コイル磁化法,電流貫通法および磁束貫通法がある。はじめにこれらのおのおのを概説した。近年,小型鋼材部品試験の高精度化,高性能化が強く求められ,これに応え,コイル磁化法において商用周波数に限定されない高い磁化周波数を用い,微細な傷を検出できるようになった。高周波磁化の効果を実験によって確認した。単一周波数磁化による方法では,全方向に対して均一な探傷ができなかったが,異なる二つあるいは三つの軸方向に関してそれぞれに異なる非逓倍関係にある周波数を用いて,2方向あるいは3方向磁化を行うことによって全方向探傷が可能になった。さらに,最近では,CCDカメラなどで取得した画像の処理によって誤判定率を低減するなどの進展が見られるようになった。