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J-GLOBAL ID:201002295477654838   整理番号:10A0860899

蒸気誘起相分離により調製された膜中の細孔連結性の維持

Retainment of pore connectivity in membranes prepared with vapor-induced phase separation
著者 (8件):
資料名:
巻: 362  号: 1-2  ページ: 360-373  発行年: 2010年10月15日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究はポリスルフォン(PSf)溶液の蒸気誘起相分離(VIPS)により生成した発生期のレース状(同相)構造が2-ピロリジノン(2P)をポリスルフォンの溶媒として採用すれば効果的に維持される可能性があることを示した。2Pを溶媒としてPSf膜は均一なレース状の構造を全断面に亘り含有したが,NMPでは発生期のレース状構造がセル状に変形し,膜の細孔接続性が失われた。2Pの採用はVIPSの後で生成したポリマーに富む相の粘度と弾性を劇的に増加した。2Pのレース状構造を維持し,ポリマーに富む相の粘弾性を増進する効果はVIPSを用いたポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)膜の生成研究により更に検証された。2Pの採用により増加したポリマーに富む相の粘弾性は発生期のレース状構造を維持するのに重要な役割を果たした。粘度の増加は相分離された領域の会合を遅らせ,弾性の増加はポリマーに富む相のゲル化を容易にし,領域の会合の為の時間を減少した。PSF/2Pシステムでは領域会合が遅くなり,レース状構造が会合する前にポリマーに富む相のゲル化が起こった。PMMA/2Pのシステムではポリマーに富む領域の粘弾性の増加がそのゲル化を相分離後に殆ど瞬間的に起こすのに充分であったので領域の会合は検出出来なかった。又,我々は2P分子のPSf又はPMMA鎖,水分子,及び他の2P分子と水素結合を生成する能力がポリマーに富む領域の粘弾性が劇的に増加した理由であることを提案する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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アクリル樹脂  ,  膜分離 

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