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J-GLOBAL ID:201002295698741077   整理番号:10A0546196

カイコの繭形形成行動:幼虫体節の運動制約が吐糸営繭行動に及ぼす影響

The effect of restricted segment mobility on cocoon formation behavior in the silkworm, Bombyx mori
著者 (6件):
資料名:
巻: 78  号: 2/3  ページ: 141-149  発行年: 2009年12月 
JST資料番号: S0212A  ISSN: 1881-0551  CODEN: NISZAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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カイコの繭形形成機構を解明することを目的として,熟蚕の体節運動を制約する「テーピング」という手段を考案し,テーピングしたカイコの吐糸・営繭行動を三次元画像解析の手法を用いて解析した。その結果,テーピングによる体節運動の制約は吐糸を阻害しなかった。テーピングした体節が前方であるほど繭の形は大型の球形になり,後方であるほどやや細長くなった。また,テーピングの幅が太いほど影響が大きかった。三次元画像解析は,無処理の対照個体と,第5体節,第9体節にテーピングした個体で行い相互に比較した。その結果,テーピングの影響は,吐糸速度,吐糸領域,方向転換および押し広げ行動など様々な行動に及んだが,最も大きな影響が認められたのは吐糸姿勢,とりわけ頭胸部を後ろに反り返らせる行動であった。すなわち,第5体節にテーピングすると,頭胸部の反り返り角度が大きく抑制されることがわかった。これらの結果および前報で得られた結果から,繭の形状を決定する最大の要因は吐糸姿勢,とくに反り返り行動であることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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蚕  ,  個生態学 
引用文献 (16件):

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