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J-GLOBAL ID：201002295973663359   整理番号：10A1375668

Diels-Alder反応の動的核分極増強NMRによる定量的速度の決定

Quantitative Rate Determination by Dynamic Nuclear Polarization Enhanced NMR of a Diels-Alder Reaction

著者 (3件)： ZENG Haifeng (Texas A&M Univ., Texas, USA) ,  LEE Youngbok (Texas A&M Univ., Texas, USA) ,  HILTY Christian (Texas A&M Univ., Texas, USA)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 82  号： 21  ページ： 8897-8902  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非平衡化学過程の研究に過分極NMRが用いられているが,過分極回転系からの信号強度は単一走査でのNMRスペクトルの記録に十分である。本研究では1,4-ジフェニルブタジエンと4-フェニル-1,2,4-トリアゾール-3,5-ジオンとの反応をDiels-Alder反応例として,動的核分極DNP-NMRにおける信号強度に及ぼすスピン緩和の影響を調べた。動的核分極はこれまでにない核磁気共鳴分光法における高感度を示し,単一走査で十分な信号を得ることができ,また,平衡から遠い反応でさえも実時間研究することができる。ここに超分極化NMRによって調べたこのような反応におけるスピン緩和を説明するためのモデルを提示した。このモデルは双極子-双極子組み合わせスピン系の自動緩和及び交差緩和を考慮したもので,超分極陽子NMRに適用が可能である。4-フェニル-1,2,4-トリアゾール-3,5-ジオンと1,4-ジフェニルブタジエンのDiels-Alder反応速度を正確に得ることができ,また,反応速度とは別に,同じデータからこれらの緩和速度定数をも得ることができ,反応生成物の構造に関する追加情報が得られることが分かった。

シソーラス用語： *Diels-Alder反応 ,  *反応速度 ,  *陽子磁気共鳴 ,  磁気緩和 ,  核分極 ,  過分極 ,  化学平衡 ,  信号特性 ,  高感度 ,  実時間処理 ,  解析モデル ,  双極子 ,  交差緩和 ,  緩和速度 ,  反応生成物 ,  分子構造 ,  データ処理
準シソーラス用語： スピン緩和 ,  信号強度 ,  速度定数 ,  動的核分極

分類 (2件)： 環化反応,開環反応  (CF02050I) ,  有機化合物のNMR  (BM07044Q)

物質索引 (2件)： 1,4-ジフェニル-1,3-ブタジエン ,  4-フェニル-4H-1,2,4-トリアゾール-3,5-ジオン

タイトルに関連する用語 (5件)： Diels-Alder反応 ,  動的核分極 ,  増強 ,  NMR ,  定量