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J-GLOBAL ID：201002296028009053   整理番号：10A0042833

1650°Cにおける高アルミナ質れんがと溶鉄との反応

著者 (3件)： 三島昌昭 (黒崎播磨 技研) ,  吉富丈記 (黒崎播磨 技研) ,  加山恒夫 (黒崎播磨 技研)
資料名： 耐火物  (Refractories)
巻： 62  号： 1  ページ： 7-11  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： F0515A  ISSN： 0039-8993  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の高炉容積大型化に伴う高圧操業,酸素富化操業により,高炉耐火物は過酷な条件にさらされている。本研究では,高炉炉底耐火物の損傷過程に関する知見を得るため,1650°Cの溶融銑鉄中における高アルミナ質れんがの浸漬試験を行い,耐火れんがの変質・侵食状態を観察し,熱力学的に考察した。浸漬後のれんが表面には厚さ1mm程度の変質層が生成し,この層はアルミナと金属Feから構成されていた。高アルミナ質れんがを構成するムライト骨材粒子はそのSiO₂成分を消失して変質層形成に関与していた。ムライト骨材を構成するSiO₂成分及びマトリックス中のSiO₂成分が溶鉄中の炭素によって選択的に還元溶解され,変質層が形成すると考えられた。

シソーラス用語： *耐火物 ,  高炉 ,  *溶鉄 ,  *アルミナ質耐火物 ,  浸漬試験 ,  *耐食性 ,  浸食 ,  熱力学的性質 ,  表面構造 ,  腐食生成物 ,  相組成 ,  反応機構 ,  アルミナ ,  二酸化ケイ素 ,  炭素 ,  還元 ,  ムライト ,  炉床 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  鉄
準シソーラス用語： 表面組織

分類 (2件)： 耐火物  (YC04030N) ,  炉,製造装置  (WD02050W)

引用文献 (20件)：

• 発展する耐火物工学. 1987, 1-6
• 杉田清. 製銑・製鋼用耐火物. 1995, 153-157
• 大野二郎. 鉄と鋼. 1985, 71, 1, 34-40
• 平櫛敬資. 鉄と鋼. 1974, 60, 10, 74・A75-74・A78
• 島田信郎. 鉄と鋼. 1974, 60, 10, 74・A83-74・A86

タイトルに関連する用語 (3件)： アルミナ ,  れんが ,  溶鉄