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J-GLOBAL ID：201002296303250963   整理番号：10A0103154

免疫トレランスの堤防

Levees of immunological tolerance

著者 (2件)： MATHIS Diane (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  BENOIST Christophe (Harvard Medical School, Massachusetts, USA)
資料名： Nature Immunology  (Nature Immunology)
巻： 11  号： 1  ページ： 3-6  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： W1330A  ISSN： 1529-2908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 免疫トレランスをオランダの堤防にたとえて解説した。T細胞及びB細胞のトレランス機構は共に大規模な防水システムなって自己免疫性損傷を防止している。免疫トレランスは中枢性と末梢性,細胞自律性と細胞相互作用性の機構のネットワークを形成している。自己免疫病は免疫トレランスという堤防にできた一つの裂け目やバイパスを反映しているに過ぎない。自己免疫病は独特の存在ではなく,一連の不全が表れたものである。近年,特定の自己免疫病の原因となる過程が解明され,免疫トレランス機構の理解は大きく高まった。多発性硬化症と全身性エリテマトーデスに対するリツキシマブの効果のように自己免疫病の新しい治療戦略が予想外であったのは,重要なトレランス機構がまだ発見されていないことが原因の可能性がある。

シソーラス用語： *免疫トレランス ,  自己免疫 ,  多発性硬化症 ,  全身性エリテマトーデス ,  モノクローナル抗体 ,  抗腫瘍薬 ,  ヒト ,  免疫療法 ,  T細胞 ,  B細胞
準シソーラス用語： Tリンパ球 ,  Bリンパ球 ,  リツキシマブ

分類 (1件)： 免疫反応一般  (ED03010T)

タイトルに関連する用語 (2件)： 免疫トレランス ,  堤防