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J-GLOBAL ID：201002296379594459   整理番号：10A0657031

ラット脊髄中での脂質の脱着エレクトロスプレイイオン化イメージング質量分析

Desorption Electrospray Ionization Imaging Mass Spectrometry of Lipids in Rat Spinal Cord

著者 (4件)： GIROD Marion (Dep. of Chemistry and Center for Analytical Instrumentation Dev., Purdue Univ., West Lafayette, Indiana, USA) ,  SHI Yunzhou (Weldon School of Biomedical Engineering, Purdue Univ., West Lafayette, Indiana, USA) ,  CHENG Ji-xin (Weldon School of Biomedical Engineering, Purdue Univ., West Lafayette, Indiana, USA) ,  COOKS R. Graham (Dep. of Chemistry and Center for Analytical Instrumentation Dev., Purdue Univ., West Lafayette, Indiana, USA)
資料名： Journal of the American Society for Mass Spectrometry  (Journal of the American Society for Mass Spectrometry)
巻： 21  号： 7  ページ： 1177-1189  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： W0174A  ISSN： 1044-0305  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イメージング質量分析は,特異な生物学的化合物を同定しその空間分布を決定するための組織試料の直接研究を可能とする。脱着エレクトロスプレイイオン化(DESI)質量分析がラット脊髄断面の画像化および分析のために使用された。グリセロりん脂質およびスフィンゴ脂質,および脂肪酸が負および正イオンモードの両方で検出され,衝突-誘導解離および正確な質量測定を用いたタンデム質量分析(MS/MS)生成物イオンスキャンによって同定された。脂質および遊離脂肪酸の相対存在度の違いが,負および正イオンモードの両方での白およびグレー物質領域間で存在した。対応するイオンのDESI-MS画像が,完全な試料表面に渡りDESIプローブをスキャンすることによって,ラット脊髄の断面内でのその空間分布の測定を可能とした。グリセロりん脂質およびスフィンゴ脂質が白物質中で主として検出され,一方遊離脂肪酸がグレー物質中に存在した。これらの結果は,ラット脳の研究における脂質の報告された分布との匹敵を示した。これは,空間強度分布が脊髄組織中での脂質および脂肪酸化合物の相対濃度差を反映することを示した。脊髄断面中でのグレー物質の”チョウ”形状は,対応するイオン画像中で解像され,200μmよりも良い横方向分解能が達成されることを示した。脂質の選択された画像は,白およびグレー物質へ対応する脊髄上での解剖学的な特徴と直接相関付けられた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ラット ,  *脊髄 ,  *脂質 ,  *エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  スフィンゴ脂質 ,  衝突誘起解離 ,  タンデム質量分析 ,  グリセロリン脂質 ,  遊離脂肪酸
準シソーラス用語： 画像化

分類 (2件)： 脂質一般  (EB05010B) ,  有機化合物の物理分析  (CC03034A)

タイトルに関連する用語 (5件)： ラット ,  脊髄 ,  脂質 ,  脱着エレクトロスプレイイオン化 ,  イメージング質量分析