抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2009年12月に開催されたCOP15は,「コペンハーゲン合意」を留意して閉幕したが,ポスト京都議定書の枠組みは今後も国際交渉が継続される。交渉においては,次期枠組みの全体設計について,「トップダウンアプローチ」と「ボトムアップアプローチ」という2つの対照的な考え方が取り上げられている。本報告では,既存文献や各国提案に基づきボトムアップアプローチの考え方を整理し,(1)環境への効果,(2)費用対効果,(3)新たな科学的・技術的知見に対応する柔軟性,および(4)参加国の範囲,という4つの基準を用いて,どちらのアプローチが優れているかを論じた。その結果,現時点ではボトムアップアプローチの方が望ましいと評価した。