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J-GLOBAL ID：201002296521149999   整理番号：10A0469319

Nrf2-駆動HO-1発現のERK-依存誘導を通したPC12細胞におけるルテオリンの神経栄養作用および細胞保護作用

Neurotrophic and Cytoprotective Action of Luteolin in PC12 Cells through ERK-Dependent Induction of Nrf2-Driven HO-1 Expression

著者 (5件)： LIN Chia-Wei (Tzu Chi Univ., Hualien, TWN) ,  WU Ming-Jiuan (Chia-Nan Univ. Pharmacy and Sci., Tainan, TWN) ,  LIU Ingrid Y.-C. (Tzu Chi Univ., Hualien, TWN) ,  SU Jeng-Dian (Chia-Nan Univ. Pharmacy and Sci., Tainan, TWN) ,  YEN Jui-Hung (Tzu Chi Univ., Hualien, TWN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 58  号： 7  ページ： 4477-4486  発行年： 2010年04月14日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 神経栄養因子は神経細胞の発達,生存および機能維持に重要な役割をしている。Alzheimer病(AD),Parkinson病,Huntington病および筋萎縮性側索硬化症などの広範囲の神経変性病の病態生理学において神経栄養因子のレベルは変化している。神経成長因子(NGF)は前脳基底コリン作動性ニューロン類(BFCNs)に最も影響力のある神経栄養因子であり,AD患者のコリン作動性ニューロンの変性に対する潜在的治療薬として考えられている。NFGはポリペプチドであるために血流に乗せることが困難である。一方,PC12細胞はラットの褐色細胞腫であるが,神経細胞分化等の分子機能の研究に広く利用されている。ここでは,Nrf2-駆動HO-1発現のERK-依存誘導を通したラットの褐色細胞腫PC12細胞におけるルテオリンの神経栄養作用および細胞保護作用について検討した。実験の結果,ルテオリンは分化マーカー,成長関連蛋白質-43(GAP-43)の発現が増加するのと伴に,有意に神経突起伸長を誘導した。血清由来のPC12細胞とルテオリンを一緒に培養するとアポトーシスが減少した。ルテオリンは神経突起を誘導させて,少なくてもある1部でEPKシグナル経路の活性化を通して細胞抗酸化防御能を増加させた。

シソーラス用語： *遺伝子発現 ,  *生理活性因子 ,  *神経生理 ,  Alzheimer病 ,  Parkinson病 ,  Huntington病 ,  細胞培養 ,  PC12細胞 ,  NGF【成長因子】 ,  酸化防止 ,  消炎作用 ,  抗腫瘍作用 ,  *ウェスタンブロット法 ,  アポトーシス ,  DNA結合タンパク質 ,  転写因子 ,  ERK【酵素】 ,  遺伝子 ,  筋萎縮性側索硬化症 ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： HO-1遺伝子 ,  NRF2

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： ルテオリン

タイトルに関連する用語 (10件)： NRF2 ,  HO-1 ,  発現 ,  ERK ,  誘導 ,  PC12細胞 ,  ルテオリン ,  神経 ,  栄養 ,  細胞保護作用