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J-GLOBAL ID：201002296576185579   整理番号：10A0976129

O原子,H原子のカルシウム含有分子との反応の速度 地球上空でのカルシウム化学に対する意義

A kinetic study of reactions of calcium-containing molecules with O and H atoms: implications for calcium chemistry in the upper atmosphere

著者 (2件)： BROADLEY Sarah L. (Univ. Leeds, Leeds, GBR) ,  PLANE John M.C. (Univ. Leeds, Leeds, GBR)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 12  号： 31  ページ： 9094-9106  発行年： 2010年08月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 隕石から出る大気上層のカルシウム含有中性化学種の気相反応は大気汚染に影響する。そこでCa,CaO,CaO₂,CaO₃,CaCO₃,Ca(OH)₂と酸素,水素の原子・分子,窒素酸化物との反応速度を見積もった。高速気流管の上流でカルシウムペレットを加熱して,Ca原子を発生させ,冷却しつつN₂,NO,H₂を注入,酸素原子は窒素と亜酸化窒素の,水素原子は水素ガスのマイクロ波反応で生成させて反応させた。レーザ誘起蛍光で監視し,四重極質量分析をした。298と203Kでの上記各化学種の反応速度を算出した。混成HF/密度汎関数法でポテンシャルエネルギー面を計算し,各種分子の物理的性質を求めた。上部中間圏~下部熱圏のカルシウム種の反応速度のプロフィルを計算した。約90km以下でもCaO,CaCO₃,Ca(OH)₂,Ca(OH)はカルシウム発生源たり得ることが分った。

シソーラス用語： *カルシウム ,  酸化カルシウム ,  *カルシウム化合物 ,  炭酸カルシウム ,  水酸化カルシウム ,  過酸化物 ,  化学的性質 ,  酸素 ,  *原子 ,  *水素 ,  二原子分子 ,  一酸化窒素 ,  酸化二窒素 ,  二酸化窒素 ,  ペレット ,  昇華 ,  蛍光 ,  マイクロ波加熱 ,  四重極質量分析 ,  Hartree-Fock法 ,  密度汎関数法 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  物理的性質 ,  鉛直分布 ,  高空 ,  中間圏 ,  下部熱圏 ,  *中性分子 ,  *反応速度 ,  *気相反応
準シソーラス用語： レーザ誘起蛍光 ,  *酸素原子 ,  酸素分子

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  無触媒気相反応  (CB06050Y) ,  対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P)

タイトルに関連する用語 (6件)： O原子 ,  H原子 ,  カルシウム ,  分子 ,  地球 ,  化学