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J-GLOBAL ID:201002296718745720   整理番号:10A1197839

三重らせんフラグメントの設計: T・AT塩基三つ組みを模倣している11量体d(TGGCCTTAAGG)の結晶構造

Designing Triple Helical Fragments: The Crystal Structure of the Undecamer d(TGGCCTTAAGG) Mimicking T AT Base Triplets
著者 (5件):
資料名:
巻: 10  号: 10  ページ: 4622-4629  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: W1323A  ISSN: 1528-7483  CODEN: CGDEFU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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11量体d(TGGCCTTAAGG)中に張り出している塩基の力を結晶工学的方法によって調べて,DNAシーケンスを選択して平行な三重らせん中の短い部分の興味深い特性を示すことが可能であることを立証した。らせんの両端に1つの特定のチミン残基もつ10量体d(GGCCAATTGG)を引き伸ばすと,平行なPy・PuPy三つ組みが形成された。最初のT・AT三つ組みの特性を調べたばかりでなく,長い2つの塩基対のPu・PuPy三つ組みとの積層相互作用も分析することができた。らせんのもう一方の末端では,2つのグアニン残基がらせんの外側へ振れて隣接の円柱の二つ組みGC塩基対と逆平行のPu・PuPyを形成した。張り出しているチミン残基の相互作用空間が残されていないので,チミンはそこにとどまることができない。このチミンはグアニンに対して90°以上開いて対称等価二つ組みのAT塩基対と相互作用した。その結果,逆平行のHoogsteenT・AT三つ組みが生じた。チミン残基はAT塩基対との相互作用によらずに空間を探すことになる。G2G1塩基と共有結合していないのでチミン塩基はさらに大きな自由度を持っている。その結果,ほぼ完全に伸縮できる骨格が形成された。結晶工学によって,すでに2つのG・CG三つ組みを含む9量体d(GCGAATTCG),4つのG・CG三つ組みを含む10d(GGCCAATTGG),および4つのG・CGと2つのT・AT三つ組みを含む11量体d(TGGCCTTAAGG)が結晶化されているので,平行と逆平行の三量体を形成することができた。12量体d(TTGGCCTTAAGG)中の特定のチミン残基をさらに長くすると,8つの三つ組みを形成するレベルに達した。これまでこの12量体は結晶化されていなかったが,将来,結晶状態の精密な選別によって高品質の結晶になり,4つの三つ組み段階を含む三重らせんフラグメントの構造が解明されるであろう。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分子構造と性質の実験的研究  ,  有機天然化合物の結晶構造  ,  核酸一般 

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