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J-GLOBAL ID:201002296783623519   整理番号:10A0977384

横打撃共振法によるヒノキ根株心材腐朽病の非破壊診断

Non-destructive diagnosis of the butt heart rot in Chamaecyparis obtusa by the lateral impact vibration method.
著者 (3件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 83-91  発行年: 2010年07月31日 
JST資料番号: L4308A  ISSN: 1344-0268  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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ヒノキ根株心材腐朽病の被害木の検出法として簡易な材質診断法である横打撃共振法を試みた。本法は打撃した樹幹の共振周波数Frと樹幹直径Dの積(D・Fr値)を診断の指標としている。27~68年生のヒノキ16林分において約1500本を測定した結果,D・Fr値は地上高1.2mで13~46cm・kHzと広範に及んだ。診断の基準となる健全木のD・Fr値の範囲を検討するため,121本を伐倒し材質を調査した結果,健全木99本のD・Fr値は30~42cm・kHzに分布し,林分や個体によってばらつきがあった。人工空洞・腐朽の大きさと測定値との関係を,立木を玉切って作製した円板を用いて検討したところ,空洞・腐朽面積率の増加につれD・Fr値が減少する傾向で,円板上でD・Fr値は空洞や腐朽の発生を感度よく捉えていることが分かった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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森林植物学  ,  菌類による植物病害 
引用文献 (14件):
  • 池渕隆, 錦織勇 (2000) 島根県産ヒノキ材の材質特性と強度性能. 島根林技研報 51 : 47-54
  • 伊藤一雄 (1974) 樹病学大系 III. 農林出版
  • 岩崎充則 (2002) ヒノキ精英樹の材質特性—家系と検定林の違いによるヤング率と容積密度数の変異—. 長崎総農林試研報 (林業部門). 32 : 17-22
  • 北原覺一 (1967) 木材物理. 森北出版
  • 陶山大志, 河合美紀子, 扇大輔 (2002) 島根県におけるスギ・ヒノキ根株腐朽病の被害実態. 島根林技研報 53 : 1-8
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