抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界におけるコンピュータビジネスの変遷と日本企業の今後の展望について論じた。半導体技術とコンピュータ技術革新は半世紀以上にわたって相乗的に変遷を遂げてきた。その過程で重要な役割を果たしてきたIBM社,インテル社,アップル社などの事業の推移と日本企業の世界での薄い存在感について述べた。2000年以降に急成長したEMSやファンドリーの生産モデル,企業の戦略,ビジネスモデルなどと日本企業の垂直統合型の経営への影響について述べた。世界のIT市場における日米の主要企業の収益状況を比較しその大きな差を指摘した。IT市場はハードからソリューションビジネスへ移行している。日本企業のソリューションビジネスは現在のところ成功していいない。現在の日本起業には設計・開発での強みを生かした成長力が見られない,製造技術の強さもない,また,普遍的な技術の高さに裏打ちされた強さも見られない。EMSなどを有効に活用しながら独自の道を模索していくことが求められる。経営のスピードと意志決定の強さも求められる。