抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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図書館法は制定以来18回の手直しを重ねてきたが,基盤や構造に関わる改定ではなかったと指摘し,2008年の改定では,教育基本法の抜本的な改変からの見直しであったと述べた。制定60年のこれまでの成果と図書館界の対応について概略を述べ,図書館法を生かすという観点での問題について論じた。そして,2008年改定で,文科省と日本図書館協会とで合意できなかった点は,専門的職員である司書の配置の言及である。図書館法の規制力の弱さと理念を活かす自由度の高さを活用し,実践の積み上げにより法の基盤を醸成し,法との新たな関係を構築すべきである。