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J-GLOBAL ID：201002297381080590   整理番号：10A0642686

亜熱帯土壌条件における冬作マメ科被覆作物としてのヘアリーべッチの生長力

Potential growth of hairy vetch as a winter legume cover crops in subtropical soil conditions

著者 (5件)： ANUGROHO Fajri (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  KITOU Makoto (Univ. Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  NAGUMO Fujio (JIRCAS, Okinawa, JPN) ,  KINJO Kazutoshi (Univ. Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  JAYASINGHE G. Y. (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN)
資料名： Soil Science and Plant Nutrition  (Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 56  号： 2  ページ： 254-262  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： W1879A  ISSN： 0038-0768  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 土壌酸性化によるリン欠乏がみられる沖縄の亜熱帯土壌条件のもとで冬作マメ科被覆作物として利用できる植物種を選抜するため,4べッチ種および4クローバー種をポット試験で調査した。その結果,ヘアリーべッチ(Vicia villosa Roth)がリンが制限された条件に最も耐性があることがわかった。リン供給が制限されない春季において,ヘアリーべッチの地上部バイオマスはクローバー種よりも一般に高かった。リンを十分に供給して試験期間を延長したポット試験でも,ヘアリーべッチの窒素固定能は,クローバー種よりも3.2倍高かった。ヘアリーべッチの地上部および根部における窒素とリン吸収量は,栄養成長期および開花期のクローバー種よりも有意に高かった。ヘアリーべッチの地上部および根部のC/N比は,クローバー種よりも低い傾向にあった。栄養成長期のヘアリーべッチ地上部のカリウム吸収量は,クローバー種よりも有意に高かった。圃場試験では,pH5.7から7.5の4種の亜熱帯性土壌の間で,ヘアリーべッチの地上部バイオマスおよび養分吸収の差異は認められなかった。

シソーラス用語： *農作物 ,  *ソラマメ属 ,  窒素固定 ,  クローバ ,  窒素 ,  農業 ,  養分吸収 ,  栄養素欠乏 ,  緑肥 ,  植物成長 ,  リン吸収 ,  窒素吸収 ,  *被覆作物 ,  *Vicia villosa ,  産業 ,  植物生理
準シソーラス用語： カリウム吸収 ,  リン欠乏 ,  *ヘアリーベッチ ,  亜熱帯農業

分類 (2件)： 植物栄養  (EH02060B) ,  肥料作物  (FC03060U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 亜熱帯 ,  土壌条件 ,  マメ科 ,  被覆作物 ,  生長