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J-GLOBAL ID：201002297384412950   整理番号：10A1613619

Roebel被覆導体ケーブルの交流損失シミュレーション

Simulation of ac loss in Roebel coated conductor cables

著者 (3件)： GRILLI Francesco (Karlsruhe Inst. of Technol., Karlsruhe, DEU) ,  PARDO Enric (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  PARDO Enric (Inst. of Electrical Engineering, Slovak Acad. of Sci., Bratislava, SVK)
資料名： Superconductor Science and Technology  (Superconductor Science and Technology)
巻： 23  号： 11  ページ： 115018,1-9  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： T0607A  ISSN： 0953-2048  CODEN： SUSTEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低交流損失の高電流被覆導体ケーブルとしてRoebelケーブルが有望である。その最適設計にはシミュレーションが必要である。本論文では,輸送電流および印加磁場による磁場分布,電流分布および交流損失を計算した。一つの転位長さにおける撚り線間の低抵抗および高抵抗の極限に対応する状態をそれぞれ結合状態および非結合状態として,計算はこれらを区別して行った。また,二つの異なる方法でシミュレーションを行った。一つの方法では,超伝導状態について臨界状態モデルを仮定し,磁気エネルギー変化を最小化することにより電流分布を計算した。もう一つでは,問題を解くために,超伝導体がべき乗の抵抗をもつとして有限要素法を用いた。両方のモデルから得た結果は互いに一致した。さらに,結合状態は,全ての場合において磁化損失だけでなく電流分布にも強い影響を与えた。しかしながら,輸送損失への効果は小さかった。Roebelケーブルにおける撚り線転位による損失低減量を見積もるにはシミュレーションが必要であり,本研究のシミュレーションはこれらの見積もりに有用である。

シソーラス用語： *YBCO薄膜 ,  *線材 ,  *交流損失 ,  *シミュレーション ,  撚線 ,  構造最適化 ,  外部磁場 ,  電流分布 ,  転位【結晶】 ,  モデル ,  有限要素法 ,  磁損 ,  電界放出顕微鏡 ,  磁力線 ,  超伝導 ,  導体 ,  電気抵抗率 ,  電流密度 ,  *超伝導ケーブル
準シソーラス用語： ストランド線 ,  *テープ線材 ,  磁気エネルギー ,  磁場分布 ,  *被覆導体 ,  臨界状態モデル

分類 (3件)： 超伝導材料  (BM04041W) ,  酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I) ,  電線・ケーブル  (NA05020S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 被覆導体 ,  ケーブル ,  交流損失 ,  シミュレーション