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J-GLOBAL ID：201002297457615510   整理番号：10A0268970

タングステン酸ビスマス粒子の光触媒活性と励起電子寿命の相関

Correlation between Photoexcited Electron Lifetimes and Photocatalytic Activities of Bismuth Tungstate Particles

著者 (9件)： 天野史章 (北大 触媒化学研究セ) ,  天野史章 (北大 大学院環境科学院) ,  山方啓 (北大 触媒化学研究セ) ,  山方啓 (北大 大学院環境科学院) ,  野上皓平 (北大 大学院環境科学院) ,  大澤雅俊 (北大 触媒化学研究セ) ,  大澤雅俊 (北大 大学院環境科学院) ,  大谷文章 (北大 触媒化学研究セ) ,  大谷文章 (北大 大学院環境科学院)
資料名： 触媒  (Catalysts & Catalysis)
巻： 52  号： 2  ページ： 128-130  発行年： 2010年03月10日 
JST資料番号： F0319A  ISSN： 0559-8958  CODEN： SHKUAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 異なる結晶含有量のタングステン酸ビスマス(Bi₂WO₆)粒子を調製し,パルスレーザーをもちいるマイクロ秒時間分解赤外分光法によって光励起電子のダイナミクスを評価したところ,試料の結晶含有量と光励起電子寿命に相関がみられた。定常光照射下における有機物の酸化分解反応(1:水溶液中の酢酸分解反応,2:気相アセトアルデヒドの分解反応)をもちいて,光触媒活性におよぼす光励起電子寿命の影響を調べた。寿命がマイクロ秒よりも短い場合,いずれの反応の光触媒活性も無視できるほど小さかった。反応1では結晶含有量(すなわち光励起電子寿命)が,反応2では比表面積が活性支配因子であった。(著者抄録)

シソーラス用語： ビスマス化合物 ,  *時間分解分光法 ,  赤外分光法 ,  光ポンピング ,  *活性 ,  紫外線照射 ,  パルスレーザ照射 ,  反応性 ,  *タングステン酸塩 ,  結晶度 ,  過渡吸収スペクトル ,  キャリア再結合 ,  分解反応 ,  脂肪族アルデヒド ,  脂肪酸 ,  可視光照射 ,  *光触媒活性 ,  酸化分解 ,  薬物

分類 (2件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  分子と光子の相互作用  (BH06120R)

物質索引 (2件)： アセトアルデヒド ,  酢酸

引用文献 (7件)：

• AMANO, F. J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 17650
• AMANO, F. J. Phys. Chem. C. 2009, 113, 1536
• FU, H. B. J. Phys. Chem. B. 2005, 109, 22432
• YAMAKATA, A. J. Mol. Catal. A. 2003, 199, 85
• TAKESHITA, K. J. Photochem. Photobio. A. 2006, 177, 269

タイトルに関連する用語 (5件)： タングステン酸ビスマス ,  光触媒活性 ,  励起 ,  電子寿命 ,  相関