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J-GLOBAL ID：201002297509328221   整理番号：10A0798432

希土類元素ウラン酸塩RE₆UO₁₂(RE=Nd,GdおよびEu)の熱容量および熱膨張係数

Heat capacity and thermal expansion coefficient of rare earth uranates RE₆UO₁₂ (RE = Nd, Gd and Eu)

著者 (4件)： KRISHNAN R. Venkata (Indira Gandhi Centre for Atomic Res., Tamil Nadu, IND) ,  JENA Hrudananda (Indira Gandhi Centre for Atomic Res., Tamil Nadu, IND) ,  KUTTY K. V. Govindan (Indira Gandhi Centre for Atomic Res., Tamil Nadu, IND) ,  NAGARAJAN K. (Indira Gandhi Centre for Atomic Res., Tamil Nadu, IND)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 101  号： 1  ページ： 371-377  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 希土類元素ウラン酸塩RE₆UO₁₂は,通常の反応器条件では生成せず,過渡条件下で形成するので,その熱容量や熱膨張率などについての知見を得る必要がある。そこでRE₆UO₁₂(RE=Nd,Gd,およびEu)を燃焼合成し,X線回折により結晶構造を調べた。RE₆UO₁₂(RE=La,Sm,およびEu)の熱容量は既報により測定済みであるので本研究では,RE₆UO₁₂(RE=NdおよびGd)について示差走査熱量測定により熱容量を測定し,RE₆UO₁₂(RE=GdおよびEu)について,高温X線回折法により298K~873Kの範囲で熱膨張率を測定した。熱容量は,Eu₆UO₁₂>Sm₆UO₁₂>Nd₆UO₁₂>Gd₆UO₁₂>La₆UO₁₂であった。熱容量の違いは,調和振動から生ずるフォノン,非調和振動により生じる熱膨張,電子が高エネルギーレベルへの励起によるSchottky効果により生じると考えられる。熱膨張率は,La化合物からNd化合物,Sm化合物へと増加傾向があったが,EuおよびGd化合物はLa,Nd,Sm化合物の範囲内にあり,これはGd³⁺およびEu²⁺の4f⁷の安定な電子配置に起因するものであった。

シソーラス用語： *熱容量 ,  *熱膨張係数 ,  *ウラン酸塩 ,  ネオジム化合物 ,  ガドリニウム化合物 ,  ユウロピウム化合物 ,  ランタン化合物 ,  サマリウム化合物 ,  示差走査熱量測定 ,  X線回折 ,  燃焼合成 ,  結晶構造 ,  調和振動 ,  フォノン ,  非調和振動 ,  電子配置 ,  *希土類元素化合物

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  化合物の化学熱力学(純物質)  (CB02023O)

タイトルに関連する用語 (6件)： 希土類元素 ,  ウラン酸塩 ,  Gd ,  Eu ,  熱容量 ,  熱膨張係数