抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スペイン・カタロニア地方の伝統的石造民家マジアに対する保存・再生活動の持つ意味について日本における再生事例との比較において考察した。マジアの保存・再生には建築史的意味は薄く,地域住民の記憶と結び付いた建物を元の材料を用いて再生し,地域の核とするものである。一方,日本では法隆寺金堂や伊勢神宮など原材料の再利用が無くても本物の再生として扱う一方,再建された金閣寺や再現三菱一号館などは本物と見なされないのは時間の継続性と関連するものと考えられる。今回のマジアに対する修復・再生工事では壁体を残して,鋼構造による内部補強で新しい内部空間を造り出す試みもあり,建築としての時間の流れを途切らせることなく継承させる事を目指している。