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J-GLOBAL ID:201002297673043653   整理番号:10A0128160

マルハナバチBombus ignitus由来の1-Cysと2-Cysペルオキシレドキシンの分子クローニングと特性化

Molecular cloning and characterization of 1-Cys and 2-Cys peroxiredoxins from the bumblebee Bombus ignitus
著者 (9件):
資料名:
巻: 155  号:ページ: 272-280  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: A0956B  ISSN: 1096-4959  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マルハナバチBombus ignitus由来の2つのペルオキシレドキシン(Prx),BiPrx1(1-Cys Prx)とBiTPx1(2-Cys Prx)をクローンし,特性化した。BiPrx1遺伝子は,1つの保存されたシステイン残基を持つ220アミノ酸残基をコードしている,5エクソンから成っていた。BiTPx1遺伝子は,2つの保存されたシステイン残基を持つ195アミノ酸残基をコードしている,3エクソンから成っていた。組換えBiPrx1(27kDa)とBiTPx1(25kDa)は,バキュロウイルス感染昆虫Sf9細胞で発現され,ジチオトレイトールによって供与された電子の存在下でH2O2を還元した。BiTPx1と異なり,BiPrx1は,電子供与体としてチオレドキシンが使用された時には還元活性を示さなかった。両BiPrx1とBiTPx1は,in vitroにおいて金属触媒酸化(MCO)による損傷からスーパーコイルDNAを保護した。組織分布解析は,脂肪体,中腸,筋肉,表皮におけるBiPrx1とBiTPx1の存在を示したが,血リンパには存在しなかった。このことは,BiPrx1とBiTPx1が分泌型でないことを示唆している。B.ignitusにH2O2を接種すると,BiPrx1とBiTPx1転写物は,脂肪体組織において急性にアップレギュレートされた。RNA干渉(RNAi)を用いて脂肪体において転写レベルの減少を通したBiPrx1とBiTPx1発現の制御をも示した。H2O2の過負荷下で,RNAi誘導BiPrx1ノックダウンB.ignitus働きバチは,BiTPx1のアップレギュレートされた発現を示した。逆に,BiTPx1 RNAiノックダウンは脂肪体におけるアップレギュレートされたBiPrx1発現を示した。これらの結果は,BiPrx1又はBiTPx1の発現の欠失が,H2O2過負荷に応答して,他のペルオキシダーゼの発現のアップレギュレーションによって補われることを示している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  遺伝子発現 
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