抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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BTA深穴加工では,加工工程で振動が発生し,加工穴にライフリングマークと呼ばれるらせん状の模様が形成される現象が問題となっている。この現象は,工具の振動によって発生した切削量の変動が時間をおいてガイドパッドおよび切れ刃と加工穴との接触力の変動を生じる時間遅れによるパターン形成現象ととらえることができる。本研究では,ガイドパッドの追加配置による防止対策を提案し,数値解析によってその効果を調べた。また,準静的状態での特性根の解析により,ガイドパッドの最適位置について検討した。数値解析の結果,追加のガイドパッドを適切に配置することによって,本現象を防止できることが確認された。(著者抄録)