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J-GLOBAL ID：201002297921317587   整理番号：10A0642709

ボロン含有鋼の熱間延性に及ぼすホウ素析出挙動の影響

Effect of Boron Precipitation Behavior on the Hot Ductility of Boron Containing Steel

著者 (6件)： CHO Kyung Chul (Pohang Univ. Sci. and Technol., Pohang, KOR) ,  MUN Dong Jun (Pohang Univ. Sci. and Technol., Pohang, KOR) ,  KIM Jin Young (Pohang Univ. Sci. and Technol., Pohang, KOR) ,  PARK Joong Kil (POSCO, Gwangyang, KOR) ,  LEE Jae Sang (Pohang Univ. Sci. and Technol., Pohang, KOR) ,  KOO Yang Mo (Pohang Univ. Sci. and Technol., Pohang, KOR)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 41  号： 6  ページ： 1421-1428  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 鋼の連続鋳造時に,急速冷却によってスラブに熱応力が蓄積し,973~1173Kでの歪み矯正時に機械的応力が発生し,熱間延性の小さい鋼ではスラブ表面に割れが発生する。最近では,連続鋳造ー直接圧延技術が省エネ及び省コストより普及し,これらの割れは大きな阻害要因となる。B含有鋼の熱間延性に及ぼすB析出挙動の影響に関する研究を行った。B含有鋼の熱間延性は,1~20K/sの範囲では冷却速度(CR)に敏感であるが,B非含有鋼ではほとんど影響しない。粒子追跡オートラジオグラフ(PTA)及びTEM解析より,窒化ボロン(BN)粒子が前のオーステナイト粒界に沿って生成され,CRが増加すると,この粒子が小さくなりかつ数が増加する。このBN粒子の増加が粒間破壊を促進し,低オーステナイト温度領域(1173~1273K)で熱間延性が低下する。さらには,B添加やCRと関係なく,1123Kでフィルム状のフェライトが生成し,これが熱間延性低下の原因となる。

シソーラス用語： *低合金鋼 ,  *延性 ,  高温強さ ,  冷却速度 ,  窒化ホウ素 ,  オーステナイト ,  結晶粒界 ,  粒界破壊 ,  フェライト組織 ,  析出 ,  連続鋳造 ,  低炭素合金鋼
準シソーラス用語： *ボロン鋼

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

タイトルに関連する用語 (5件)： ボロン ,  熱間延性 ,  ホウ素 ,  析出 ,  挙動