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J-GLOBAL ID：201002297993116918   整理番号：10A0502889

一酸化窒素,シアン化水素,エチレンはリンゴの発芽と実生の正常発育の調節に必要である

Nitric oxide, hydrogen cyanide and ethylene are required in the control of germination and undisturbed development of young apple seedlings

著者 (4件)： GNIAZDOWSKA Agnieszka (Warsaw Univ. Life Sci., Warsaw, POL) ,  KRASUSKA Urszula (Warsaw Univ. Life Sci., Warsaw, POL) ,  CZAJKOWSKA Karolina (Warsaw Univ. Life Sci., Warsaw, POL) ,  BOGATEK Renata (Warsaw Univ. Life Sci., Warsaw, POL)
資料名： Plant Growth Regulation  (Plant Growth Regulation)
巻： 61  号： 1  ページ： 75-84  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： D0134C  ISSN： 0167-6903  CODEN： PGRED3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リンゴの休眠種子について,反応性窒素種(一酸化窒素,シアン化水素)が介する休眠打破と胚における反応性酸素種(過酸化水素,スーパーオキシドアニオン)の蓄積との関係を調べた。その結果,休眠種子の胚に対する一酸化窒素とシアン化水素の発芽促進効果は,発芽早期の胚における過酸化水素とスーパーオキシドアニオンの著しい増加と関連した。また,胚に一酸化窒素,シアン化水素,エチレン(エテホン),エチレン前駆体の1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸(ACC)を処理し,胚から発育した実生の生育を比較した。その結果,エテホンやACCを処理した実生は,幼根の生長がやや劣ったが,正常な形態を示した。以上等から,一酸化窒素やシアン化水素の前処理によって生じた反応性酸素種の蓄積は胚の発芽に必要であり,エチレンは発芽後の実生生長に必要であることが示唆された。

シソーラス用語： *リンゴ ,  実生 ,  *一酸化窒素 ,  *シアン化水素 ,  *植物ホルモン ,  *発芽 ,  植物成長 ,  成長調節 ,  種子 ,  休眠 ,  胚 ,  *活性酸素 ,  過酸化水素 ,  形態 ,  スーパーオキシドアニオン ,  クロロフィル ,  脂環式化合物 ,  アミノカルボン酸 ,  第一アミン ,  アルケン ,  脂肪族塩素化合物 ,  ホスホン酸
準シソーラス用語： 反応性窒素種

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

物質索引 (3件)： 1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸 ,  エチレン ,  エテホン

タイトルに関連する用語 (8件)： 一酸化窒素 ,  シアン化水素 ,  エチレン ,  リンゴ ,  発芽 ,  実生 ,  発育 ,  調節