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J-GLOBAL ID:201002298145768936   整理番号:10A0860667

Stackelbergゲームに対するロバスト解:人間の認識における有界合理性および制限付き観測問題の解析

Robust solutions to Stackelberg games: Addressing bounded rationality and limited observations in human cognition
著者 (7件):
資料名:
巻: 174  号: 15  ページ: 1142-1171  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: E0180C  ISSN: 0004-3702  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Stackelbergゲームにおいて,一人のプレーヤやリーダーは一つの戦略にコミットし,追従者はリーダーのコミットメントの知識を用いて意思決定を行う。Stackelbergゲームの既存アルゴリズムでは最適解(リーダー戦略)を効率的に発見するが,追従者は最適なプレイを行うことを批判的な形で前提としている。あいにく大きなアプリケーションにおいて,エージェントは,リーダー戦略が持つ有界合理性と制限付き観測のために,エージェントは最適応答から退去せざるを得ない人間追従者(敵対者)に直面する。つまり,人間敵対者の意思決定は,彼らの持つ有界合理性および制限付き観測のためにバイアスがかかってしまう。人間敵対者を取り扱う場合にこのように生じ得る逸脱を考慮しなければ,特に,これらアルゴリズムが展開されるセキュリティアプリケーションにおいて,リーダーの報酬の許容できない低下の原因となる可能性がある。従って,人間敵対者とのエージェントインタラクションに対するアルゴリズムの構築方法を調べることが本論文の目的である。この重大な問題を解決するために,本論文では,以下の事項を組み込んだ人間敵対者考慮のためのStackelbergゲームに対する新しい混合整数線形計画法(MILP)を提案した。それらは,1)確率分布に対する人間知覚に関する新しい基本理論,2)人間の不正確性を解決すためのMILPに対するロバスト性アプローチ,である。ここで提案した新しいアプローチでは人間敵対者を考慮するため,正当性または最適性に関する従来型証明では不十分である。その代わりに,経験的検証に依存することが必要となる。その目的のために本論文では,ロスアンジェルス国際空港において実際に展開されたセキュリティシステムに基づく4つの設定条件(Pitaらによる,2008)について考察し,6つの異なるアプローチ(ここで提案する新しいアプローチに基づく3つのものと従来アプローチ3つ)を,全体で2960ゲームをプレイする218人の人間被験者を含んだ4つの異なる可観測性条件において考察した。ロバスト性およびアンカリングのアイデアを共に組み込んだモデルは,統計的有意性を持つより高い報酬を達成するとともに,既存アプローチに比べてそれと等しいかまたはより高速な解の速度の維持が行えるというのが最終結論である。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ゲーム理論  ,  人工知能  ,  人間機械系 

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