抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近,実用化が進んでいるプローブ交通情報においては,データ量が増大するため,現在のFM多重放送などの配信方式では十分な配信能力が得られないという課題がある。これに対して,大容量で高信頼のデジタル放送メディアを使った大容量交通情報の配信に期待が高まっている。本稿では,デジタル放送メディアを用いた大容量の交通情報を配信する新たな方式について提案する。具体的には,大容量の交通情報を配信するために必要なデータフォーマットについて検討し,XML形式のデータ表現が適しており,XML圧縮符号化技術を適用することでタグにより冗長化されたデータを圧縮することが可能であることを示す。また,大容量の交通情報を配信するために必要な,交通情報量,伝送速度,モジュールサイズ,受信電波環境,車両速度などのシステムパラメータ項目について明らかにし,評価実験により最適な評価パラメータ内容を検討する。その結果,詳細な地域情報と大まかな全国情報を配信するデータ構造とすることが望ましく,短いモジュールサイズであることが有効であることを示す。(著者抄録)