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J-GLOBAL ID：201002298201890847   整理番号：10A1027331

SyrB2による選択的ハロゲン化の機構: 計算機による研究

Mechanism of Selective Halogenation by SyrB2: A Computational Study

著者 (5件)： BOROWSKI Tomasz (Inst. of Catalysis and Surface Chemistry, Polish Acad. of Sci., Krakow, POL) ,  NOACK Holger (Stockholm Univ., Stockholm, SWE) ,  RADON Mariusz (Jagiellonian Univ., Krakow, POL) ,  ZYCH Konrad (Jagiellonian Univ., Krakow, POL) ,  SIEGBAHN Per E. M. (Stockholm Univ., Stockholm, SWE)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 37  ページ： 12887-12898  発行年： 2010年09月22日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： α-ケトグルタル酸依存性ハロゲン化酵素SyrB2によるハロゲン化の機構をDFTを用いた計算機シミュレーションにより検討した。分子ドッキング処理によりモデル化したSyrB2-基質のMichaelis錯体についてDFT計算を行い,Fe=OまたはFe-ClがHisとtransに配位した2種類のオキソフェリル種が反応に関与している可能性を見出した。この2種対のオキソフェリル種は早い平衡にあることがMoessbauer異性体シフトの計算と実験値との比較により検証された。これらがそれぞれC-Hと反応してFe(OH)Cl種とC・ラジカルを生成する機構を推定した。CASPT2によるスピン状態スプリッティングの計算もFe^IV=O中間体が生成し五重項ポテンシャルエネルギー面上で進行することを裏付けた。

シソーラス用語： *酵素 ,  酵素反応 ,  *酵素反応機構 ,  *ハロゲン化 ,  密度汎関数法 ,  計算化学 ,  酵素基質複合体 ,  モデリング ,  鉄錯体 ,  Moessbauerスペクトル ,  スペクトルシミュレーション ,  ドッキング ,  分子認識 ,  複合体
準シソーラス用語： *ハロゲナ-ゼ ,  分子ドッキング

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (3件)： ハロゲン化 ,  計算機 ,  研究