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J-GLOBAL ID：201002298230392996   整理番号：10A1129671

非同期式制御回路合成のための依存性グラフパイプライン化アルゴリズムの検証

著者 (2件)： 籠谷裕人 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  杉山裕二 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J93-D  号： 11  ページ： 2343-2353  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,依存性グラフで与えられた非同期式プロセッサの仕様をもとに,パイプライン化された依存性グラフを生成するパイプライン化アルゴリズムの正当性と完全性を検証している。正当性については,アルゴリズムの適用によって計算結果の等しい等価な依存性グラフが生成されることをアルゴリズムの正当性と定義し,いくつかの中間的なグラフを導入して,等価性の推移律により証明している。完全性については,仕様上並列化してはならない依存性グラフ上の頂点対を明確にした上で,これら以外の頂点対がすべて並列化されることをアルゴリズムの完全性と定義し,動的な並列動作を静的に表現するためのグラフを導入することにより証明している。(著者抄録)

シソーラス用語： グラフ ,  *非同期回路 ,  制御回路 ,  回路合成 ,  *パイプライン処理 ,  *並列化 ,  アルゴリズム ,  有向グラフ ,  演算プロセッサ
準シソーラス用語： *依存性グラフ

分類 (2件)： 汎用演算制御装置  (JC04020N) ,  論理回路  (NC05070B)

引用文献 (8件)：

• I. E. Sutherland,“Micropipelines,” Commun. ACM. vol.32, no.6, pp. 720-738, June 1989.
• M. Singh and S. M. Nowick,“MOUSETRAP: Ultra-high-speed transition-signaling asynchronous pipelines,” Proc. International Conf. Computer De sign (ICCD), pp. 9-17, Nov.2001.
• S. B. Furber and P. Day,“Four-phase micropipeline latch control circuits,” IEEE Trans. Very Large Scale Integr.(VLSI) Syst., vol.4, no.2. pp. 217-253. June 1996.
• S. Appleton, S. Morton, and M. Liebelt,“High performance two-phase asynchronous pipelines,” IEICE Trans. Inf.& Syst., vol. E 80-D, no.3, pp. 287-295, March 1997.
• C. C. Wong and A. J. Martin,“Data-driven process decomposition for circuit synthesis,” IEEE International Conference on Electronics, Circuits and Systems, vol.1, pp. 539-546, Sept.2001.

タイトルに関連する用語 (7件)： 同期式制御 ,  回路合成 ,  依存性 ,  グラフ ,  パイプライン ,  アルゴリズム ,  検証