抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本原子力研究開発機構は,北海道幌延町にて,堆積軟岩に内径4.5mと6.5mの2本の立坑を掘削中である.地層処分場の建設では,地上約3km四方に複数の大深度の立坑を順次施工することが想定されている.これらの立坑群を安全かつ合理的に設計・施工するために,幌延町での立坑掘削では情報化施工技術の開発を行っている.坑道掘削の情報化施工には,日常的な施工管理を念頭に,内空変位計測や支保部材の応力計測などの結果を迅速に評価し,未施工区間の掘削に伴う岩盤挙動を予測できる指標が必要である.本論文では,これまでの立坑掘削で実施した内空変位計測と岩盤観察の結果をもとに,初期変形率,断面変形率,岩盤の弾性係数と初期地圧の比,非弾性挙動の程度の関係を分析し,その結果を立坑掘削における岩盤挙動分類として提案した.(著者抄録)