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J-GLOBAL ID:201002298286295721   整理番号:10A1075722

水中5-ヒドロキシ-6-ヒドロペルオキシ-5,6-ジヒドロチミジンの熱分解機構に関する理論研究

Theoretical Investigations on the Thermal Decomposition Mechanism of 5-Hydroxy-6-hydroperoxy-5,6-dihydrothymidine in Water
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巻: 114  号: 39  ページ: 12641-12654  発行年: 2010年10月07日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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チミジンはラジカルによる酸化的塩基損傷の主標的として考えられ,一次産物としてチミンヒドロペルオキシドを産生する。チミジンヒドロペルオキシドは他のDNAヒドロペルオキシドに比較してそれらの相対的安定性のため興味深い化合物である。DNA酸化産物5-ヒドロキシ-6-ヒドロペルオキシ-5,6-ジヒドロチミジン(5-OH-6-OOH-DHT)の熱安定性を説明するため,cis-(5R,6S)ジアステレオマを基にして5-OH-6-OOH-DHTの分解機構を同定した。B3LYP/6-31+G(d,p)理論水準で気相中停留点すべてに対する最適構造を調べた。四種類の経路を特性化した。経路AとBに対する脱水和または経路CとDに対するグリコシド結合開裂のいずれかを含む5-OH-6-OOH-DHTの分解機構を提案した。更に,水溶液中標題反応をシミュレーションするため,SCRF/伝導体状分極連続体モデルに基づいて水が仲介する機構とクラスタ連続体モデルを考慮した。結果は経路AとB両者に対する最適反応経路が二個(経路A)または一個(経路B)の補助水分子が形成した一種の八員環転移構造を含むことを指示し,水分子が5-OH-6-OOH-DHTの熱分解を顕著に促進することを示唆した。水溶液中経路Aは5-OH-6-OOH-DHTの分解に対して報告された最も実現可能機構であり,経路Bよりも僅かに好ましかった。しかしながら,単分子分解機構(経路CとD)両者は高エネルギー障壁を有し,大きな吸熱反応性であり,単分子分解を経由したNグリコシド結合開裂が熱力学的と速度論的に好まくしないことを示唆した。これらの研究はラジカル反応における5-OH-6-OOH-DHTの化学的性質を明らかにし,それによって酸化的DNA損傷の複雑な機構への新洞察を提供した。
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