文献
J-GLOBAL ID:201002298311850476   整理番号:10A0601848

マレーシア半島の熱帯雨林における緩衝帯をとおる土壌流出

Sediment Discharge through Buffer Zones in a Tropical Rainforest of Peninsular Malaysia
著者 (4件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 187-196  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: Y0175A  ISSN: 0021-3551  CODEN: JARJA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
伐採道路と滑材小道からの土壌流出を防止するために,緩衝地帯が通常河川側面に沿って設けられている。これらの緩衝地帯はインドネシアの低と高地フタバガキ森林のための影響低減運材指針により規定された河川中心から10から100m幅であり,河川幅(1から40以上)に依存する。マレーシアのブキティンギ実験流域において,20m幅緩衝地帯の存在にもかかわらず川幅の狭い河川に沿って観測した堆積物集積は指針における2倍であった。このように,20m幅緩衝地帯における異なる斜面上の浸食累積深さを評価し,土壌流出に対する空間効果,特に微地形と倒木を含む植生被覆との関係を明らかにした。低標高と河川に沿った累積深さのいくつかは小さく,一方,急峻な凹形斜面と凹み上では大きな累積が運材1年後にも観測された。これらの発見は,20m幅緩衝地帯が土壌流出防止に対して部分的に有効であり,地表流が集束する凹形斜面(低側中空と水路壁)上では適していないことを示した。不撹乱地域に対する累積地域表層土のいくつかの物理的性質を比較し,累積土壌では容積重が大きく,全間隙率と粗間隙率が小さい,特に低側中空ではそうであることを実証した。これらの結果は,凹形斜面上の土壌累積が表面流の発生を加速させることを示した。樹木分布は緩衝地帯では密でないが,倒木とラワンとヤシを含む相対的に高密度な下層植生が河川への土壌流出を防止している。これらの発見は高密度な倒木と下層植生をもつ20m幅緩衝地帯が土壌流出を部分的に防止するのに成功しているが,雨水が集束する急峻斜面と凹みに沿ってはより広い幅と厚みの緩衝地帯が必要であることを示した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌管理  ,  森林生物学一般 
引用文献 (39件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る