文献
J-GLOBAL ID:201002298335962135   整理番号:10A0744499

東京都の内湾域における窒素汚染の実態

著者 (2件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 171-178  発行年: 2010年 
JST資料番号: L3597A  ISSN: 1342-226X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
東京都の内湾の環境基準点8地点で計測された水質データを解析し,東京湾の窒素汚染の実態を調査した。1977年から2008年の4地点で計測された全窒素濃度は2000年以降3地点で減少傾向にあるが,大規模下水処理場近くの測定点では増加傾向にあり,東京湾の窒素は下水処理水の寄与が大きいと考えられる。2008年度の8地点におけるCODの月変化は夏季に上昇する傾向にあり,植物プランクトンの影響と考えられる。また,過去30年間のCOD,窒素,リンの変化を調べると,全体的には減少傾向にあるが,2000年以降は横ばいの状況にある。東京湾では赤潮が年間で平均18回,日数で90日程度発生しているが,この傾向は改善されていない。さらに,全窒素を溶存態無機窒素と有機態窒素に分け,その濃度の経年変化を求めると,1970年代は溶存態無機窒素の割合が大きかったが,1980年以降有機態窒素の占める割合が大きくなっている。本報告では,COD,全窒素,全リンの平面分布の推移,2002年の洪水時の荒川河口付近の塩度,窒素,リンの鉛直分布,1985年以降の底生生物の出現状況などが示されている。東京湾ではCOD,窒素,リンの削減が行われてきたが,底質の回復に遅れがあり,底生生物が生存できる環境にはなっていないと結論された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海洋汚濁  ,  水質汚濁一般 
引用文献 (14件):
  • 環境省 (2003) 水質総量規制の指定水域における湾灘別水域環境基礎データ集.
  • 環境省 水・大気環境局 (2008) 平成19年度発生負荷量等算定調査報告書.
  • 環境省 (2000) 環境基準類型の指定状況 (平成12年度).
  • 磯部雅彦 (2009) 東京湾シンポジウム (2009年11月7日) 資料.
  • 環境省 水・大気環境局 (2008) 平成19年度公共用水域水質測定結果.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る