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J-GLOBAL ID:201002298477952552   整理番号:10A0657613

無修飾及び有機修飾されたモンモリロナイトの遺伝毒性

Genotoxicity of unmodified and organo-modified montmorillonite
著者 (8件):
資料名:
巻: 700  号: 1-2  ページ: 18-25  発行年: 2010年07月19日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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天然産粘土鉱物モンモリロナイト(Cloisite Na<sup>+</sup>)と有機修飾されたモンモリロナイト(Cloisite 30B)について,粗懸濁液及びnm以上の粒子を除去するために0.2μm孔径フィルターで濾過した懸濁液で遺伝毒性能を調べた。両粘土の濾過及び非濾過水懸濁液は試験株TA98とTA100を用いての粗粘土濃度141μg/mlまでのサルモネラ属/ミクロソーム分析で,突然変異を誘発しなかった。培養液中の濾過及び非濾過のCloisite Na<sup>+</sup>懸濁液はアルカリ性コメット分析で,曝露24時間後のCaco-2細胞でDNA鎖切断を誘発しなかった。しかし,Cloisite 30Bの濾過及び非濾過試料は濃度依存的にDNA鎖切断を誘発し,両者の試験した最高濃度で対照試料(p<0.01及びp<0.001)と(p<0.05及びp<0.01)それぞれで統計学的に有意に異なる結果を得た。非濾過試料は濃度170μg/mlまで,濾過試料は濾過前濃度216μg/mlまで試験した。コメット分析で用いたものと同じ濃度範囲で,いずれの粘土も無細胞試験系(DCFH-DA分析)でROSを産生しなかった。誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)で,粘土に特徴的な元素トレーサーとしてアルミニウムを用い,濾過試料中の粘土分子を調べた。その結果,粘土分子は濾過試料中に存在しないことがわかり,このことは動的光散乱計測によって独自に確認された。濾過試料中の遊離第4級アンモニウム修飾子の検出と同定はHPLC-Q-TOF/MSで行い,総濃度1.57μg/mlの4級アンモニウム類似体混合物であることが明らかになった。これらの知見は,有機修飾化モンモリロナイトの遺伝毒性が有機修飾子に起因することを示唆する。検出された有機修飾子混合物を合成し,コメット分析した結果,この合成有機修飾子の遺伝毒性能が濾過Cloisite 30B懸濁液中の有機修飾子の等モル濃度で,同オーダーであることが示され,従って,Cloisite 30Bの遺伝毒性作用について少なくとも一部説明できた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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外生物質の生物影響一般 
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