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J-GLOBAL ID:201002298538132243   整理番号:10A0112656

パイロクロア格子上の量子Heisenberg反強磁性体における新しいフラストレーション挙動: R2(OH)3Cl(R=Cu,Ni)のNMR研究

Novel Frustrated Behavior in Quantum Heisenberg Antiferromagnets on the Pyrochlore Lattice: NMR Studies of R2(OH)3Cl (R=Cu and Ni)
著者 (3件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 011002.1-011002.12  発行年: 2010年01月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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パイロクロア格子は四面体の三次元の角を共有したネットワークである。パイロクロア格子上のスピン系は幾何学的フラストレーションで生じた巨視的縮退故に,相互作用が強磁性であるか反強磁性であるか,スピン系が古典的か量子的か,スピン空間の対称性,付加的相互作用の種類,等に依存して無秩序による秩序,スピン液体,スピンアイスのような幾つかのエキゾチックな磁性を示す。パイロクロア格子上のスピン系の磁気的挙動を調査し,スピンがそれぞれ1/2及び1の磁気3d遷移金属イオンCu2(OH)3Cl及びNi2(OH)3Clからなる量子Heisenberg反強磁性体の核磁気共鳴(NMR)を調べた。Cu2(OH)3Clは18.1Kと6.4Kで連続した相転移を示した。NMRスペクトルとスピン格子緩和速度は対立する動特性と奇妙な状態を示した。幾何学的フラストレーションに起因した揺らぎの時間尺度とスピンの量子揺らぎと凍結の共存はこれらの材料における現象や新しい可能性のある秩序パラメータの理解において重要な役割をする。(翻訳著者抄録)
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その他の無機化合物の磁性 

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