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J-GLOBAL ID:201002298768270858   整理番号:10A0875886

通常ホウ素を含まない造岩ケイ酸塩におけるホウ素の配位:単斜輝石におけるBO3基の取込みの証拠

Coordination of boron in nominally boron-free rock forming silicates: Evidence for incorporation of BO3 groups in clinopyroxene
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巻: 74  号: 19  ページ: 5672-5679  発行年: 2010年10月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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通常の鎖状ケイ酸塩におけるBの取込みの仕組みを調査するために,筆者らは,11Bおよび29Siマジック角回転(MAS)NMRおよび単結晶NRA,FTIR,EMPおよびXRD/SREF技法によって,ホウ素飽和条件下で生成された合成透輝石試料を調査した。筆者らの試料は0.14~0.65重量%のB2O3を含む。NMRによって,Bが単斜輝石構造中に三方晶配位で主に存在することが明らかになった。この観察は,偏光単結晶FTIRスペクトルにおける1250~1400cm-1の範囲でのBO3基内のB-O伸長のための振動帯特性によって支えられた。単結晶構造精密化は,ホウ素がTサイトにおいてSiを置換することを示唆する。合わせて,これらの結果は,TサイトにおけるSiのホウ素置換が名目上の単斜輝石構造のT-O結合の1つの破壊に至り,結果的にBO3基によるSiO4三角錐の置換になることを示唆している。筆者らの結果は,高濃度のホウ素が名目上ホウ素フリーの堆積物に取り込まれ得ることを示した。現在の石灰質の単斜輝石における高いB濃度には,八面体のM2サイトにおける1つのT-O結合の破壊および空所の同時形成を必然的に含む透輝石結晶構造の変更が伴う。これらの構造変更は構造を不安定にし,これにより,より高いホウ素濃度を透輝石に取り入れるための限定要因を構成する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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珪酸塩鉱物  ,  鉱物の結晶構造 

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