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J-GLOBAL ID：201002298818796961   整理番号：10A0061027

ウルトラマリン色素のX線吸収分光法: ポリスルフィドラジカルアニオンS₃^-発色団の新しい分析方法

X-ray absorption spectroscopy of ultramarine pigments: A new analytical method for the polysulfide radical anion S₃ ^- chromophore

著者 (3件)： FLEET Michael E. (Dep. of Earth Sciences, Univ. of Western Ontario, London, Ontario, Canada N6A 5B7) ,  LIU Xi (Dep. of Earth Sciences, Univ. of Western Ontario, London, Ontario, Canada N6A 5B7) ,  LIU Xi (School of Earth and Space Sciences, Peking Univ., Beijing 100871, CHN)
資料名： Spectrochimica Acta. Part B. Atomic Spectroscopy  (Spectrochimica Acta. Part B. Atomic Spectroscopy)
巻： 65  号： 1  ページ： 75-79  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： B0793A  ISSN： 0584-8547  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 硫黄K端X線吸収により青及び藤色ウルトラマリン絵の具及びそれらの熱処理生成物を調べた。X線吸収近端構造スペクトルには還元された硫黄及び硫黄含有化学種の特徴が卓越している。約2468.0eVにもプレピークがあり,これはポリスルフィドラジカルアニオン(S₃^-)の不対電子の存在を反映している。プレピーク強度は青の着色深度に直接比例し,青色発色団に占有されたウルトラマリンケージサイトの割合を推定するための新しい独自の方法を提供する。ポリスルフィドラジカルアニオンS₃^-の占有度は強呈色ウルトラマリン青色素では33%,暗青色ウルトラマリン色素では22%,及びアフガニスタン産ディープロイヤルブルーラズライトでは1%と見積もられた。ラズライトの発色がより効果的であるのは,自然環境中で鉱物構造が著しいアニーリングを受けていることによる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *青 ,  *無機顔料 ,  X線吸収分光法 ,  *ポリスルフィド ,  *アニオンラジカル ,  発色団 ,  鉱物 ,  *XANES
準シソーラス用語： *ウルトラマリンブルー

分類 (1件)： 鉱物・岩石・鉱石の物理分析  (CC03090Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： ウルトラマリン ,  色素 ,  X線吸収分光法 ,  発色団 ,  分析