抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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JR東日本仙台支社では屋根上検査の安全性を確保するため,作業中は断路器を扱い架線への送電を停止している。ここでは更なる安全性向上を図るために開発した,断路器誤投入防止装置(断路器インターロック機構)の概要を述べた。1)架線が通電状態のときには屋根上検査作業場(作業場)への昇降階段を電気錠で鎖錠し,作業場へ昇った人数と,作業場から降りた人数を感知して安全確認ができた場合のみ送電を可能とする機構とした。2)構成要素はセンサー信号入力部と,制御部,操作部(タッチパネル),信号出力部とし,屋根昇降階段の扉及び階段部分,断路器等にセンサーを設置した。そして作業場でどこの職場が作業しているか,制御部の画面で確認できる仕様とした。3)センサーの誤検知対策として作業員位置検知システムを開発した。このシステムは,作業者の安全ヘルメットに装着した個人識別カードを保有するICタグから,作業者の位置情報を取得し,危険作業エリアへの入退情報を断路器インターロック機構へ通知する。このシステムの開発により,断路器インターロック機構の安全性をさらに高めることができた。