抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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江戸時代の後期,1812年12月7日の14時頃,現在の横浜市域である当時の東海道の神奈川宿,保土ガ谷宿,戸塚宿を最大被害地とする内陸地震が起きた。この地震はこれまでほとんど注目されることはなかったが,現在の首都圏の一角に生じた被害地震としてその実像を詳細に解明しておくことは,首都圏の防災上必要である。本研究では,近年刊行された地震史料集に新たに紹介された文献記事に基づいて,文献史料に記された各地点が現代の地図のどの地点に当たるかを検討して各地の推定震度分布を導き出し,この地震の被害域の広がりと,地震規模,震央位置の推定を試みた。