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J-GLOBAL ID:201002298949565086   整理番号:10A1030604

キトトリオシダーゼ媒介キチンおよびキトサン分解により誘発されるヒトマクロファージ活性化

Human macrophage activation triggered by chitotriosidase-mediated chitin and chitosan degradation
著者 (6件):
資料名:
巻: 31  号: 33  ページ: 8556-8563  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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N-アセチル-D-グルコサミン(GlcNAc)残基から成る生体高分子であるキチンは線虫や真菌のようなヒト病原体の構造成分である。キチンの脱アセチル化は,ヒトに病原性の生命の危険がある髄膜脳炎を起こす真菌Cryptococcus neoformansの細胞壁に最近見いだされているキトサンを生成する。キチンおよびキトサンは創傷の包帯またはナノ粒子のような医用デバイスの化合物として現在検討されているが,ヒトでのその免疫刺激能およびその代謝運命は不明である。ヒトでのキチンおよびキトサンの免疫学的特性へのより基礎的な識見を得るために,キトトリオシダーゼ(ChT)によるそれらの分解,およびヒトマクロファージにおけるそれらの炎症特性を検討した。本データはキチンヘキサマが有意には炎症性サイトカインの発現を増加させることができないことを示した。しかし,キチンヘキサマ処理でChTの分泌の誘導を測定した。キトサンのヒトChT媒介切断の解析で,処理能力として定義した基質切断の特別な機構を明らかにできた。処理能力は小型で拡散可能なキチンおよびキトサン断片の迅速な産生を可能とした。大型キトサンポリマとの比較で,これらのChT産生小型キチン/キトサンオリゴマは,ChT分泌の増強により反映される最強のマクロファージ活性化特性を示した。ヒトマクロファージによるキチンとキトサンの認識が,キチンおよびキトサンオリゴマの産生により酵素ChTで誘発され,今度はそれがChTのさらなる分泌を刺激し,その結果オリゴマ産生を刺激する,ということをここで明らかにした。最後に,ChTによるキトサンおよびキチンクリアランスの高い協調性は非常に特異的にみえたにもかかわらず,いかなる炎症応答も検出されないことを証明する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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