抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モンゴル国ウランバートル市は,人口112万人であるが,近年年率4%で増加し,市内の交通渋滞は悪化の一途を辿っており,2030年には200万人に達すると予測されている。この調査は,ウランバートル市の都市交通の改善のために,アジア開発銀行(ADB)の技術協力案件として2009年3月開始,2010年2月に終了したものである。すぐにでも実現可能な案件の提案を含めた都市交通の改善に関する調査の実施をADRとモンゴル国政府の間で合意した。現状の分析や関係者との協議等から,以下の3つの案件を優先プロジェクトとして選択した。1)BRT(Bus Rapid Transit,基幹バス)整備:第1期9.7km,南北線,2)BRT用トロリーバス購入:車体長18mの大型トロリーバス34編成購入(うち6編成の購入をADBが投資予定),3)「スマートバス」整備:ICカードによる運賃取り扱い,700台の大型バスに対する自動追跡システムの導入。ウランバートル市における都市交通整備・改善の大きな軸として,BRT整備事業を提案したが,その実現を含んだロードマップについて詳細を紹介した。