抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原核生物Sm様蛋白質Hfqは同族標的mRNAと塩基対合により転写後調節に機能する腸内細菌においてトランスにコードされた低分子調節RNAの安定性および機能に重要な役割を果たしている。Hfqは調節RNAおよび標的RNAと会合し,その相互作用によりアニーリングを促進する。これまでは,変異研究および構造研究により,大腸菌Hfqが蛋白質の保存N末端部分の一部である二つの別々のRNA結合部位を含むことが確立されている。さらに,大腸菌Hfqの非保存性C末端伸長はmRNAに対して特異性を有する第三RNA相互作用表面を構成する可能性があることを示唆している。しかしながら,C末端の役割は完全に解明されておらず,翻訳後調節およびRNA崩壊に機能するHfqの完全な理解をしていくことが重要であることが明らかである。本研究では,種々の高度に特性化された低分子調節RNAによるリボ制御およびrpoS発現の調節を裏付けるため,保存コアおよび短いC末端伸長で構成される大腸菌Hfq誘導体の能力について検討した。本データから,試験したすべての場合において,短縮蛋白質は翻訳後調節を促進することが完全にでき,大腸菌HfqのC末端尾部はリボ制御において小さな役割を果たすかまたは役割を果たさないことを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.