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J-GLOBAL ID：201002299098439097   整理番号：10A0950662

圧力スケールの更新をめざしたユゴニオ計測実験

Hugoniot-Measurement Experiment for the Purpose of Improvement of Pressure Scale

著者 (1件)： 真下茂 (熊本大学 衝撃・極限環境研究センター)
資料名： 高圧力の科学と技術  (Review of High Pressure Science and Technology)
巻： 20  号： 3  ページ： 221-229 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L1386A  ISSN： 0917-639X  CODEN： KKGIE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超高圧実験に不可欠な圧力校正はAu,Pt,MgOなどの標準物質をマーカーとして衝撃圧縮実験で決定された衝撃(ユゴニオ)パラメータから得られた状態方程式とX線回折による格子定数の測定に基づいて行われている。しかし,ユゴニオデータは50年以上前の歴史的データが基本的に使用されているなど,問題が多い。著者らは火薬衝撃銃,二段式軽ガス銃に最新の長パルス色素レーザを使う高速ストリークカメラシステムを組み合わせたユゴニオ計測システムを整備した。圧力スケールを根本的に再検討するために,Au,Pt,MgOなどの標準物質のユゴニオを測定し直し,高温出発のユゴニオ測定も行っている。また,ロスアラモスデータに頼らずに,これらのユゴニオを決定するために,ダイヤモンドアンビル圧力スケール物質でもあるAl合金,Cu,Ta,W,Irなどの周辺材料のユゴニオも測定している。ユゴニオデータを公表するにはいたっていないが,現在の圧力スケールの問題点を衝撃圧縮研究者の立場から総覧するとともに,熊本大学の取り組みについて報告する。

シソーラス用語： *超高圧 ,  キャリブレーション ,  *標準物質 ,  *爆縮 ,  *状態方程式 ,  金 ,  白金 ,  酸化マグネシウム ,  X線回折 ,  格子定数 ,  高速度カメラ ,  アルミニウム合金 ,  銅 ,  タンタル ,  タングステン ,  イリジウム ,  レーザ加熱 ,  高温 ,  マントル
準シソーラス用語： ガス銃 ,  *圧力スケール ,  衝撃圧縮

分類 (3件)： 高圧技術  (BA02030W) ,  力,仕事量,圧力,摩擦の計測法・機器  (AD05050V) ,  相平衡・状態図一般  (CB03011C)

引用文献 (43件)：

• [1] R.G. McQueen, S.P. Marsh, J.W. Taylor, J.N. Fritz, W.J. Carter: in High-Velocity Impact Phenomena, ed. R. Kinslow (Academic Press, New York, 1970), p. 244.
• [2] S.P. Marsh: LASL Shock Hugoniot Data (University of California Press, California, 1980).
• [3] L.V. Al'tshuler: Sov. Phys. Uspekhi., 8, 52 (1965).
• [4] A.C. Mitchell, W.J. Nellis: J. Appl. Phys., 52, 3363 (1981).
• [5] N.C. Holmes, J.A. Moriarty, G.R. Gathers, W.J. Nellis: J. Appl. Phys., 66, 2962 (1989).

タイトルに関連する用語 (4件)： スケール ,  更新 ,  計測 ,  実験