文献

J-GLOBAL ID：201002299224792040   整理番号：10A0459998

室内培養によるアラメ配偶体と幼胞子体の生育に及ぼす温度と光量の影響

著者 (1件)： 馬場将輔 (海洋生物環境研 実証試)
資料名： 海洋生物環境研究所研究報告  (Report of Marine Ecology Research Institute)
号： 13  ページ： 75-82  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： J0013A  ISSN： 1342-5676  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 千葉県産アラメについて,配偶体および幼胞子体の成長と生残に及ぼす温度と光量の影響を室内培養により調べた。配偶体の成長に適した条件は,雌性体が24°Cで40μmol/m²/s,雄性体が18~24°Cで40,80μmol/m²/sであった。雌性配偶体の成熟は10~24°Cにおいて40~160μmol/m²/sで観察され,その上限温度は24°Cであった。幼胞子体では,成長は10~20°Cで高い値を示し,22°C以上で高温による成長の低下傾向が顕著であった。生育上限温度は配偶体が30°C,幼胞子体が29°Cであった。(著者抄録)

シソーラス用語： 生息環境 ,  *アラメ ,  *ライフサイクル ,  温度依存性 ,  放射エネルギー ,  千葉県 ,  *生存率 ,  統計解析
準シソーラス用語： 生育環境 ,  *配偶体 ,  幼胞子体 ,  光量 ,  *生残率

分類 (1件)： 発生,成長,分化  (EH02030U)

引用文献 (46件)：

• 藤田大介・野田幹雄・桑原久実 編著(2006).海藻を食べる魚たち-生態から利用まで-.成山堂書店,東京,口絵1~8,vii+261pp.
• 後藤 弘・伊藤康男(1988).石炭灰利用人工藻礁の開発-アラメ・カジメの配偶体および幼胞子体の成長に関する光量の影響-.電力中央研究所報告・研究報告,U88037,27pp.
• 林田文郎(1963).アラメ・カジメの生態学的研究-I.アラメの幼体の後期生長について(予報).東海大水研報告,4,31-34.
• 林田文郎(1966).アラメ幼体の生長についての2,3の実験.東海大学紀要海洋学部,No.1,123-134.
• 林田文郎(2002).海中林構成種サガラメの配偶体と芽胞体の生長に及ぼす光量の影響.東海大学紀要海洋学部,No.53,125-134.

タイトルに関連する用語 (7件)： 室内 ,  培養 ,  アラメ ,  配偶体 ,  胞子体 ,  生育 ,  光量