文献

J-GLOBAL ID：201002299248298497   整理番号：10A0143966

NS1のエフェクタードメインの突然変異体のX線構造

X-ray structures of NS1 effector domain mutants

著者 (2件)： XIA Shuangluo (Inst. for Cellular and Molecular Biology, Dep. of Chemistry and Biochemistry, Univ. of Texas, 1 Univ. Station A5300 ...) ,  ROBERTUS Jon D. (Inst. for Cellular and Molecular Biology, Dep. of Chemistry and Biochemistry, Univ. of Texas, 1 Univ. Station A5300 ...)
資料名： Archives of Biochemistry and Biophysics  (Archives of Biochemistry and Biophysics)
巻： 494  号： 2  ページ： 198-204  発行年： 2010年02月15日 
JST資料番号： B0023A  ISSN： 0003-9861  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： A型インフルエンザウイルスの非構造蛋白質NS1は多機能性の二量体蛋白質で宿主細胞の抗ウイルス状態の強力なインヒビターとして作用する。NS1のC末端エフェクタードメインは宿主蛋白質(CPSF30を含む)に結合し,新しい抗ウイルス薬開発の標的である。本報で著者らは,A型インフルエンザA/Udorn/72ウイルスの二つの突然変異W187YとW187Aがあるエフェクタードメインの結晶構造を示す。ゲルろ過データと光走査に基づくと,突然変異体は野性型とは異なり溶液中で専らモノマーとして挙動する。W187Y突然変異体は野性型に近い結合親和性でCPSF30に結合できる;すなわち野性型とほぼ同じの芳香族リガンドに対する受容体部位を保持する。したがって,結合ポケットは溶液に占拠されず小さなリガンド分子のアクセスがより可能となるため,このモノマー突然変異体蛋白質は高い処理量のインヒビター試験用の薬物標的として役立つであろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ウイルスタンパク質 ,  *インフルエンザウイルス ,  タンパク質結合 ,  部位特異的変異誘発 ,  突然変異体 ,  結晶構造 ,  X線回折 ,  光走査 ,  ゲル浸透クロマトグラフィー ,  抗ウイルス薬 ,  スクリーニング
準シソーラス用語： NS1蛋白質 ,  インフルエンザA型ウイルス ,  薬物スクリーニング

分類 (2件)： ウイルスの生化学  (EG04030F) ,  抗ウイルス薬の基礎研究  (GW17040O)

タイトルに関連する用語 (2件)： 突然変異体 ,  X線構造