文献

J-GLOBAL ID：201002299269491068   整理番号：10A0679997

肥満および糖尿病におけるプロオピオメラノコルチン由来ペプチドの機能

Functions for pro-opiomelanocortin-derived peptides in obesity and diabetes

著者 (1件)： MOUNTJOY Kathleen G. (Univ. Auckland, Auckland, NZL)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 428  号： 3  ページ： 305-324  発行年： 2010年06月15日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プロオピオメラノコルチン(POMC)由来ペプチドの作用機構および役割について概説した。まず,POMCおよびPOMC mRNAの合成部位について解説した。そして,合成されたPOMCが,様々な酵素によりプロセシングを受けて,メラニン細胞刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンといった産物を生じることを示した。次に,これらのPOMC由来ペプチドが食物摂取に寄与することを,Pomcヌルマウスあるいはヒトのヌル変異に関する解析データをもとに解説した。また,肥満および糖尿病とPOMCの関連性についても解説した。さらに,メラノコルチン4受容体(MC4R)およびMC3Rと肥満との関連性について解説し,エネルギー恒常性維持の調節におけるMC4RおよびMC3Rの役割と作用機構を示した。最後に,メラノコルチンシステムが,POMCのプロセシングに寄与する酵素の調節や,レプチン,インシュリン,栄養,腸ホルモンの調節にも寄与していることを示した。

シソーラス用語： *プロオピオメラノコルチン ,  ヒト ,  マウス ,  タンパク質プロセシング ,  *肥満 ,  MSH【ホルモン】 ,  ホルモン受容体 ,  情報伝達受容体 ,  膜タンパク質 ,  エネルギー代謝 ,  ホメオスタシス ,  ACTH ,  病態モデル ,  *2型糖尿病
準シソーラス用語： *インシュリン非依存性糖尿病 ,  メラノコルチン受容体4

分類 (2件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  脳下垂体ホルモン  (EB08060Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： 肥満 ,  糖尿病 ,  プロオピオメラノコルチン ,  ペプチド