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J-GLOBAL ID:201002299279642757   整理番号:10A1382419

パーティクルボードの蛋白質系接着剤

Protein-based adhesives for particleboards
著者 (5件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 275-283  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,パーティクルボードの結合剤としての大豆蛋白質分離物(SPI)とコムギグルテン(WG)の利用可能性を明らかにすることとした。まず,単層のパーティクルボードを実験室規模で作製した。そして,接着剤の形成と糊づけ過程に関するパラメータを,押圧パラメータを一定に保って調べた。考えられる要素は,ディスパージョンおよび/もしくは乾燥蛋白質パウダーとしての蛋白質の利用,ディスパージョン前処理中の温度,ディスパージョン準備にかかる時間,糊づけ前のディスパージョン保存時間,および乾燥コア粒子やグリーンパーティクルの利用である。評価をおこなったボード特性は,内部結合(IB),厚さ膨張(TS)および吸水率(ABS)とした。試験結果は統計的に評価し,多変量解析ツールとしてSIMCA-P+ソフトを採用した。試験結果は,結合剤として乾燥蛋白質よりもディスパージョンを利用することが望ましいことを明らかにした。さらに,SPIの場合は,ディスパージョンの準備にかかる時間は重要なパラメータであり,ディスパージョン時間が長いとボート特性が高まった。本試験結果では,前処理中の温度はSPIディスパージョンの糊づけ特性に何も影響を与えないようであった。一方,WGディスパージョンの場合は,温度が接着剤の特性に影響を与え,低温のほうが望ましく,時間は重要ではなかった。さらに,ディスパージョンを使用する前に1日以上保存した場合,ボードの機械特性や耐水性が低下することがわかった。乾燥コア粒子の代用にグリーンチップを利用するのは明らかに利点が無く,特にパーティクルボードの耐水性に悪影響を与えた。SPIはWGよりも,耐水性と機械特性の面で優れていることがわかった。しかし,SPIは高い率の蛋白質を含むため,これらの2つの蛋白質を単純に比較することはできないと考えた。また,WGは耐水特性を低下させてしまう澱粉を多く含んでいる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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改良木材  ,  各種接着剤 
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