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J-GLOBAL ID:201002299346145569   整理番号:10A1031352

基質結合型赤色クロロフィルカタボライトレダクターゼの結晶構造:部位特異的および立体特異的反応への関わり

Crystal Structures of the Substrate-Bound Forms of Red Chlorophyll Catabolite Reductase: Implications for Site-Specific and Stereospecific Reaction
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資料名:
巻: 402  号:ページ: 879-891  発行年: 2010年10月08日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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赤色クロロフィルカタボライトレダクターゼ(RCCR)はクロロフィル分解で生じる異化中間体である赤色クロロフィル異化生成物(RCC)のC20/C1二重結合をフェレドキシン依存的に還元する。基質が結合していないArabidopsis thalianaのRCCR(AtRCCR)の結晶構造で,フェレドキシン依存的ビリンレダクターゼ(FDBR)ファミリーで認めたのと類似の独特なα/β/αサンドイッチに折り畳まれることを証明した。ここに,RCC結合型AtRCCR,RCC結合型F218V AtRCCRおよび,一次蛍光クロロフィル異化生成物のC1部位立体異性体を生成する変異蛋白質である,基質が結合していないF218V AtRCCRの結晶構造を決定した。基質結合型FDBRで見られたように,RCCはβシートとC末端αヘリックス間ポケットに結合したが,RCCRへのRCC結合はFDBRへの基質結合より非常に緩いものだった。この緩い結合はRCC還元での大きな立体構造変化に有利と思われた。Glu154とAsp291の保存された酸性残基はRCCのC20/C1二重結合を挟み込み,これらの2残基が部位特異的還元に関わっていることが示唆された。F218V AtRCCR中のRCCは,Phe218のバリンへの置換で生じた空間を埋めるために野生型に比べ少し回転していた。同時に,Glu154とAsp291のカルボキシ基はC20/C1二重結合から少し遠くへ移動した。RCCR中のRCCと,Glu154とAsp291のカルボキシ基の幾何学的配置はRCCR反応の立体特異性に必須と思われた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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