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J-GLOBAL ID:201002299364094718   整理番号:10A0911116

人工草地における野生ニホンジカ(Cervus nippon)による季節的牧草地利用

Seasonal pasture utilization by wild sika deer (Cervus nippon) in a sown grassland
著者 (6件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 65-70  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: W1438A  ISSN: 1744-6961  CODEN: GRSCFG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストラリア (AUS)  言語: 英語 (EN)
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野生ニホンジカ密度の増大は作物および森林被害を引き起こしている。シカが牧草地の栄養価の高い牧草を摂食することで,頭数増加が生じている可能性も示されている。作物被害の軽減およびシカ頭数の増加防止に資するため,地上部の植物バイオマス,牧草消費およびシカの生息密度の季節的変化について,長野県の公共草地においてシカによる牧草地利用を調査した。牧草消費は冬の主狩猟月(12~1月)前後および夏に高かったが,地上部の植物バイオマスおよびシカ密度が高いにももかかわらず,秋の牧草消費は低かった。主狩猟月および春には,牧草消費およびシカ密度ともに低かった。月別シカ密度および植物バイオマスの間に有意な正の相関が認められた(r=0.71,P=0.01)。シカによる牧草地利用は,主として植物バイオマスに影響され,牧草の栄養価,シカの交尾期およびシカ狩の影響を受けることがわかった。牧草地はシカの繁殖地および餌場と考えられた。
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分類 (3件):
分類
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個生態学  ,  森林生物学一般  ,  飼料作物,草地 
引用文献 (26件):
  • AUSTIN, DD. Evaluating production losses from mule deer depredation in alfalfa fields. Wildl Soc Bull. 1993, 21, 397-401
  • CLUTTON-BROCK, TH. Red Deer. Behavior and Ecology of Two Sexes. 1982, 31, 149-160
  • COOK, GJ. Effects of summer-autumn nutrition and parturition date on reproduction and survival of elk. Wildl Monogr. 2004, 155, 1-61
  • EHARA, K. Forage Crop Science. 1960, 1-567
  • FRANK, DA. The ecology of plants, large mammalian herbivores, and drought in Yellowstone National Park. Ecology. 1992, 73, 2043-2058
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